きょうのひとり飲み会

太く短くふわふわと

パン

うちの父は毎朝何らかのパンを食べています。

基本的には母がいろいろなパンを近所のスーパーで買ってきますが、私が電車で外出する時にはパンを購入するよう指示されます。

私はふと、父にロールパンでも焼こうと思ったのでした。ヒマだし。

数年前横浜でひとり暮らしをしている時に生地をこねこね作ったことがあるので久々に焼きたいと何となく思ったのでした。

スーパーで強力粉とイーストを買う。

強力粉のパッケージの裏にロールパンの作り方が載っている。

改めて見たら製造工程けっこうあるのね………。

一次発酵1時間だったっけ?二次発酵なんて存在自体忘れてた。

私は最初に叩きつけてこねる工程と成形しか覚えていないのだった。

あまり気にしないで作ることにしよう。

パッケージには12個分の分量があるが、そんなに作る必要なし。半分の量で作る。

まずはこねる。生地がべたべたする。手にくっつく。

200回叩きつけるという工程があるのだが、叩き付けたら思ったより音はしなかった。

全力で叩きつけてないのかもしれん。

そして100回こねる。叩きつける時もそうだけど、あんま数えてない。てきとう。

若干手にくっつくけど生地がいい感じになってきたので一次発酵。

オーブンを発酵モードにして1時間放置。

ちゃんと膨らむか心配で何度ものぞく。1時間過ぎる頃には2倍以上の大きさに膨らんだ。よしよし。

生地に指を突っ込んで指の跡が残れば発酵が過不足なく進んだということなんだけど、生地が戻ってくるぞ。

どういうことなんだ。PCの前で慌てて検索。

発酵が進みすぎると指を入れた時にぷしゅっとしぼむ…なるほど。そういうことではないなあ。

どうも指を入れる時に指に粉を付けなかったことが原因だったらしく、粉を付けて指を入れたら見事穴があきました。

やれやれ。

次はベンチタイム。生地を6等分に切って丸める。

私はこういうとこ超適当にやる性格ですが、ちゃんと秤を使いながら分ける。

10分寝かして成形。

めん棒を使ってきちんと伸ばしたかったのだけど生地がくっついてしまって手で伸ばして丸めたらいびつになった。気にしない。

二次発酵。オーブンの中で40分発酵させる。

ところで………オーブンで発酵してその後同じオーブンでパンを焼くんだよな…。

予熱はどうしたらいいんだ???

やっぱり慌てて検索。

ニ次発酵は早めに切り上げてその分予熱に回す、らしいので発酵を残り10分のところでオーブンから出して220℃で予熱。

温度と時間の数値の根拠は直感です*1

予熱の間に生地を持ったら軽くて、焼きあがったらふわふわしてそうないい予感。

予熱が終わったらいよいよ焼きます。

パッケージには8~13分と書いてあるけど様子見ながら取り敢えず10分焼く。

10分過ぎたところでいい感じの焼き色になったので終了。

 

長かった………。3時間くらいかかったのかな。ほとんど発酵待ちなんですけどね。

 

パンは私と母でいただきました。

持てないくらい熱いパンを「あちあちあち」と言いながら食べるのは自作ならではでしょう。

何ていうか手作りって贅沢ですね。

作るのに3時間かかって、一瞬で食べきりました。

父にはまた今度振舞いましょう。3時間かかるけど。

*1:こういうこと言ってるから自称理系なんだよな