きょうのひとり飲み会

太く短くふわふわと

報告書

肉まん食ってたらプラスチック片が出てきた話の最終回。

3週間後、販売者から電話が来た。

遅くないか?外部の検査会社に同定検査の依頼をかけても報告書にまとめるのは10営業日もあればいいと思うんだけどなあ。

電話はお詫びの品を送るのでいつがいいか、という内容。

どうも私は最初に電話した時にお詫びの品についてはいらないと答えてたらしいがもう覚えてない。

販売元担当者は

「なつみさんは以前いらないと言ってましたが、その後お気持ちに変化はありませんでしたか」

と言ってきた。

同業者としては送る手間とかコストとか手順とかわかっているだけに辞退したいのだが、そういえば販売元だって申し訳なさでいっぱいなのでお詫びの品はもらってくれた方が気が楽なんだよなあ。

それを思い出して、代替品は受け取ることにした。

異物についても簡単に説明してくれた。

プラスチックのバットが削れたと思う、ということでした。

 

後日、クレーム出した商品と同じもの3つと報告書が送られてきた。

報告書は何とA4で2枚というボリューム。

「やっぱり改善内容とか書き方とかこうなるよなあ………」

というのが正直な感想でした。

改善策が3つくらいあったけど、全部同じ日に実施。

クレーム発生したことを工場の従業員に口頭で注意するのはその日のうちにできるんだろうけど、工場内の使用器具を全く別の材質のものに交換していくのはその日にはできないのです。

選定から発注、取り扱いのルールを決めて、洗浄などのマニュアルを作成して、現場へ落とし込みなどを考えると、クレームが来ました、では今日交換しましょうとはならないのです。

それが無理なことが経験上わかっている私は素人ではないです。

頂いた商品はあとでおいしくいただきましょう。

ところで、母が

「これでもしまた何か出てきたら……もう言わないよねえ」

と言うのでまあそうだねえ、と答えておきました。