1か月くらい前の話だけど、蒸し返す。
直後の記事では伏せたけど、それは官公庁の臨時職員の面接だった。
ひょんなことから募集を知り、応募要件に合っていたので受けてみることにした。
書類は通って試験は作文と筆記試験。作文はまあいいや。
問題は面接だよ。
過去記事にも出したけど「困難な状況をどう乗り越えたか」について聞かれる。
しかし………。
この人たちには最初から「正しい答え」があったようです。
リンクした記事にある通り、私は該当するエピソードがないので答えなかった。
答えられず、とも言うけど。同じか。
すると「正しい答え」に誘導されそうになる。
「困難な状況には、チームで解決したんだよね?」
私、何が困難な状況かひとことも発してないんだけど。
公務員の皆さんにはわからないみたいだけど、民間の会社という組織にはチーム、あるとは限らないんだよなあ………。
課のようなもの*1には実質私ひとりしかいなくて、ひどいと社長に指示を仰いでも曖昧な返事しかこないもの。
面接官は複数人いた。この質問を投げてきた人はここであきらめた。
が。次に質問をした人は口を開いた瞬間
「で、あなたは困難な状況をどうやって乗り越えたんですか」
と言いました。さっきのやり取り見てなかったんですか。
やはり「上長に相談しながら解決した」という方向に話を持っていきたいのか。
民間の会社の面接で「仕事の上で何が大変だったか」という問いには普通に答えられたのになあ。
これには「新規取引先の監査。相手の動きが読めないから」と言っておいた。
質問の意味は同じだと思うんだけど、何が違うんだろう。
この話を母にしてみた。どこの面接とは言ってない。
親の勤務先は公務員じゃないけど、公務員みたいなもんと言われている。
「きっとそこの人たちは4月1日に入って、正社員の中途採用はなくて、辞めるとかありえない、他の世界なんて知らないのね」
なるほど。
*1:小さすぎる会社にはそもそも課という概念がない。役割でしかない