派遣先との契約の話は取り敢えず置いておく。
東京の清澄白河にリカシツという雑貨屋さんがあります。
www.rikashitsu.jp
ここのブログでもたまに記事にしています。普段はビーカーなど実験道具をアレンジした雑貨を売っているのですが、GWだけはわかる人にしかわからないセールをやっています。
化学実験やってる人じゃなかったら「何これ」と思う画像ばかり出ています。でもこの記事の中で名前は登場するから見ておいて損はない。用途は気にするな。
雑貨販売の他に土日を中心に魅力的なワークショップも数多くあります。
アロマウォーター蒸留とアロマテラピーの ~基礎講座~ ラベンダー
というものに申し込んだ。
アロマを生業としていない初心者でもいいのかなあ？と思って問い合わせをしたのだけどこのワークショップについてはそれでも問題なさそうだった。
私のアロマ歴は学生時代にたまたま書店で売ってたアロマの本を何冊か読んで、精油をセルフマッサージに使ってみたりもした程度。生活の木のワークショップは何回か行った。最近は何もしてなかった。理由は数年前の記事にはなるけどこのへん参照。
食品工場に勤めているから香りを放つものを身に着けるのに抵抗があるし、何よりもアパートはアロマ禁止だ。
だから直前になって参加するか迷った。持ち帰るものの香りがきつかったらまずいぞ。
でも、まあ、たまには非日常の空間に身を置くのも悪くないんじゃないかと思って参加する。アロマは私には非日常というか、そういう存在にしておきたい。
ワークショップは2時間半。参加者は数名。
最初に簡単な事項紹介をする。みなさんプロではないけどそれなりの経験がおありの様子。私は何の予習もしていないし無防備だなあ。でも後悔はしていない。
最初の1時間はラベンダーについての講義を受け、残りの1時間半でアロマウォーターと化粧水を作る。
まずは講義。精油は生活の木に行ったらたーくさんの種類が売られているけれど、びん詰めされたでしか状態でしかお目にかからないのでどういう植物か画像がふんだんに使ってあるのが良いと思った。そのくらい予習しろ…。
リカロマという、リカシツが開発したとしか思えない蒸留装置が登場する。
リカシツは実験用ガラス器具を作っている企業なのでこのくらいの装置を開発するのは朝飯前かもしれない。他のアロマショップではまねできないでしょうね。
www.rikashitsu.jp
リンクしたページにまずふたつの画像が出ると思いますが、左側の蒸留装置を使った。思ったほど大きくはなかった。IHを使う。
しかし冷却はどうするんだ？家庭でリービッヒ（2017年のセール内画像参照）は使えないぞ………と思ったら上部のボウルに氷をがんがん入れるというシンプルな構造だった。
蒸気が冷却されてアロマウォーターになるのを眺めていると面白いですね。どの部分を見ても飽きません。
30分か40分くらい蒸留して、50gのラベンダーから200mlのアロマウォーターができる。精油も2mlくらいできた！でもこれは先生の言い方だとおまけみたい。
先生は水に浮いた精油をピペット（パスツールっぽい形状）で上手くとっていましたが、ピペット内が濡れていたので水と混ざってどうこうという話になる。
先生は分液ロート（2017年のセール内画像参照）使うしかないかなあ、と言っていたが一般の人がそんなもの持って………リカシツさんには売っている！！！
セールで買ったけど、公私ともに使ったことはない。
で、出来上がったものですが香りは茎というか草の香りもけっこう感じるなあ。市販の精油は熟成させるんだそうです。
私は詳しくないけど、この段階では不純物とかあるんだろうなあ。売っているものは精製とかするのだろうか。
このアロマウォーターを参加者の人数で割って、化粧水を作る。
他の人は少ないと思うかもしれないが、私はスキンケアとかあまり熱心ではないのでこのくらいの量でちょうどいいです。
先生の持っている精油を香りをかいでみていくつかブレンドする。この他にやはり先生の持っているどくだみのチンキなどが配合されている。
精油は何を入れたか忘れた………。適当な態度でごめんなさい。
体調がすぐれなくてぼんやり受けたけど、他の人に比べて反応が薄かったのは間違いないけど、こうして振り返ると楽しかったんだなあと思います。
お値段は6,000円なので個人的には安くないと思う。でもアロマが好きな人なら出せるしお値段に見合った内容だった。
毎月開催していて蒸留する植物も月替わりみたいなので、また気になるものがあったらお休み合わせて参加してみようかな。
