私は長いこと、自分の気持ち的に過去の勤務先への出戻りは絶対ないと思っていた。
どんなに円満に辞めていたとしても。過去の職場、10個くらいあるけど。
現在最も長かった職場の近くに住んでいる。そこは正社員だった。
体を壊して辞め、いちどは実家に帰ったが昨年同じ県内に戻った。
その職場は円満退社ではないと思う………けど一部の人とは今でも付き合いがある。
今の派遣の契約が切れたらそこに頭下げるのも、もしかしたらアリなのかもしれないと思うようになっていた。寝言なんですが。
先日その会社の人と飲んだ。年上の女性です。
「今度うちの品管の子が辞めることになったのね」
「へえ」
なんて相槌を打つところから話が違う方向へ向かう。
酒の席のことなので細かいことは忘れたが、私がもし出戻ることになったらにという話なった。
「2年後に今の職場と契約が切れるとき、あなたにきちんとした気構えがあって、こちらも欠員とか出るなどしてご縁があったら上に話をしてもいい」
と言われるなど。軽く考えるなよ、という空気はちゃんとありました。
でもそうなのか。少なくとも、この人の私に対する評価はそうなのか。
うーん、出戻りは頭の中で渦巻いていたけど口に出してみたらちょっと違う気がしてきた。
せっかく派遣やっているのだからもっといろんな工場見てみたいぞ、と思ったのよね。
そう考えたことは自分でもけっこう意外だ。
来年40なのにまだふらふらする気なのか私。
それに今の職場もしんどいけどもう少しだけ頑張ってみたい。その先は知らないけど。
この半月後の話。
今の職場でほぼ同時に2人から言われた。
「派遣の契約終わったらうちで契約やれば」
「直雇用目指してほしい」
2人揃って言われたのではなく、1対1で言われました。
この2人には採用に関して何の権限もありません。この人たちの願望がだいぶ含まれてます。
でもそう言われたらもちろんうれしいですよ?
だってここの業務消化不良だもん。ちっともできている気がしないもん。
なのにそう言ってもらえるなんてありがたいじゃないですか。
頭数の問題かもしれないが。。。