はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
世間で大きな出来事があった日でも、節目でもなかった。
1999年9月1日。
2021年の今でも続く、悪夢の幕開けです。
大学1年でした。
課外活動の先輩の恋人に食事に誘われた。
お互いひとり暮らしだったので帰り際「今夜何食べるの」「決めてません」「じゃあなんか食いに行かない?」という自然な流れだった。
忘れもしない、北浜駅(網走市)でカレーを食い、その日の夜
俺が食われた。
ここからはその翌日以降です。要は二股かけられた話です。
もちろん公にはできず。
その半年くらい後、この男と先輩は別れて、私の同期の女と間を入れずに付き合い始めた。このタイミングで私とも終わった。
先輩と同期の女の仲はもちろん険悪になった。
私は終わってからも半年くらい黙っていたが頭に来たので周囲に少しずつ漏らす。
冬のある朝、新しい彼女に公衆電話から電話した。
「あなたのカレ、古い彼女と別れる前に私ともセックスしたんだよ、じゃあね」
と言って、受話器を力の限り叩きつけた。
器物破損にはなっていないと思うけど………。
この人、私とあの男の仲を全く知らなかったようです。
すぐ男から電話がかかってきた。無視した。
男と親しい人が「なつみと付き合ってたんだけど、それを新しい彼女にばらしやがった」と言っていたと教えてくれた。
私が悪いんですかそうですか。
そして忘れた頃にうなされるというのが10年くらい続くのでした。
そういうわけで、男性を信じていません。
この数年後に交際した人もいるけど私は本気になっていません。
このブログに結婚や恋愛の話がほとんど出ないのはこのような事情です。
これ以来男性をゴキブリより汚いとか、結婚してまで性欲を満たしたいのかとか、結婚できる女の人の神経がわからないとか表現が汚くなりました。
私はこの男に言いたい。
まだ説明を受けてないんだけど。
謝罪じゃなくて、説明しろ。
たったひとこと「新しい彼女は巨乳だから」と言えば私はもしかしたら納得できるかもしれない。
私とのセックスの後に「あの人巨乳だからやりたい」って言ってたじゃないですか。
もしも法律で許されるなら報復の限りを尽くしたい。もう怒ってないから感情を込めずに冷静に報復できるんじゃないかなあ。
道東で呑気に青い農機なんか売ってる場合じゃないと思うよ。
まあ、今の私にはマツケンサンバⅡがあるからもうどうでもいいけど。