母にセーターを編ませる話4。
毛糸を実家に送った際、採寸はしなかった。
「なつみのサイズメモした紙ってあったっけ」
「捨てたんじゃない?」
仕方ないので私の洋裁の本、ヌード寸法のらんをLINEで送信する。
けど、ブラウスとセーターでは丈が違うんですよ。
しかも、洋裁の本を4冊くらい並べてみたら4冊ともバストのサイズが違っていた。
あらー。
取り敢えず編んでもらう。
実家へ帰ったのは3週間後。
採寸する。
後身頃の背中の真ん中あたりの位置まで編まれている。
体に当てる。腹回りが微妙に合わん。私たちは
「横にぐっと延ばせばなんとか」
などと言い出す始末。
デザインを若干変更して、いったん全部崩し、編み直してもらうことになった。