社会人の何が素晴らしいかって、水酸化ナトリウム水溶液を会社が買ってくれることだ。
学生時代は手作りです。
社会に出たら会社が買ってくれるけど、作り方はきちんと覚えなさいという方針なのはどの学校も共通するんだろうか。
もう20年も前の話なのでちゃんと覚えていないが………。
やったことある人はわかると思うけど超面倒くさいのよ。
まず、粒がでかい。
水酸化ナトリウムは粒状です。
砂状でも粉状でもない。どういう粒かはもう忘れましたが。
粒がでかすぎて10.00g量り取ろうにも10.00gぴったりにはいかないことが多い。
いらいらする。
小さい粒も売っているが、お高いという話だ。しかしどのくらいお高いのかは知らなかった。
もたもたしていると表面がべたべたしてしまう。
これが最も厄介なんだけど、手早くやらないと湿気を吸って重量がどんどん変わってしまう!!!→確かそうだと思った。もううろ覚えですよ………。
水酸化ナトリウムに限った話でもないんだが、触ってしまってはいけない。薬傷する。だからいくら粒がでかくても手で割ろうとか思ってはいけない。
水に溶かすと発熱する。熱い。
そのままメスフラスコに入れるとメスフラスコにとってよろしくない。
放置。
メスアップは特筆することはない。
また発熱する可能性もあったような気がするが。
最後はファクターの計算です。
このへんはもう忘れました。
試薬の調製で他のものと異なるのは「湿気を吸ってどんどん重量が」のあたりでしょう。
そんなに何種類も調製してないけどね。
この手間をおカネで買えるなんて、社会人さいこう!
まあ、そう思えるのも学生時代散々酸度滴定してきたからでしょう。