きょうのひとり飲み会

太く短くふわふわと

大学時代のバイト

今週のお題「やったことがあるアルバイト」

 

 

 

今回の話は言葉で説明できないような気がするけど、頑張ってみる。

大学時代は北海道の東側に住んでいた。海に面していた。

1年の5月のある日、課外活動の団体の先輩から

「6月1日から10日間、ほたてのバイトに行ってみないか」

と誘われる。何それいきたい。

先輩はボウリング場で漁師にスカウトされたらしい。だから先輩もどういう内容なのかよく知らなかった。

 

早朝2時半に送迎役の友人がやってくる。

運転手の趣味で社内BGMはJUDY AND MARYのベスト盤「FRESH」だ。

3時に港に着く。

夜明けだ。夏至も近い頃だった。

このバイトは陸で船がやってくるのを待ち、船から来たほたての稚貝をカゴ状のものから出すという内容だった。

こんな感じ。

ホタテ稚貝放流レポート|水産業|網走市

 

リンク先の上から2番目の作業です。

黄色いコンテナに向かって網を振る。黄色いコンテナの上に黒い長いものがありますが、これがカゴ状のもの。網なのかもしれない。3人がかりで稚貝を出す。息を合わせないとダメだと思った。

カゴは3mくらいあったような記憶がある。

出てくる貝は小指の先くらいの大きさで、本当に小さい。

船は2~3回来る。

カゴから一通り出し終わり次の船が来るまでの間は休憩。

この間にコンビニのおにぎりを2つくらい頂く。参加している学生は全員ひとり暮らしなのでこのおにぎりのありがたみは十分わかる。

時給は1000円。現代の都会の子の感覚だったら最低賃金以下なのかもしれないが、20年前の北海道、しかも東側である。

超、超破格ですよ。

私はこのバイトの半年後に居酒屋でバイトをするのだけどスタートの時給は650円。

それを考えるとやはり高い。

 

6時頃に作業は終わり、友人の車に乗せてもらい、帰宅。

家に入った瞬間に着ているものを脱いで洗濯機に放り込み、風呂に入っても、海のにおいが抜けない。

そして学校へ向かう。1限は何とか耐えられたかもしれないが、2限でどうしようもない睡魔と筋肉痛が襲って来るのだった。

1年生の大半は興味本位でこのバイトに参加するため、教員も

「今年ももみんな行ったのね」

くらいにしか思ってなさそうだった。

 

私が経験した変わったバイトはこのくらいだと思う。

この地ではほかにも農家のバイトが充実していて、農業の学科の人はみんな行っていたような気がする。

授業には出なかったけどバイト先で教えてもらったことが試験に出て無事単位が取れたというつわものもいる。