京急に乗るたび、終着の浦賀がどんなところなんだろうとは思っていた。
暇なので行ってみることにした。
浦賀の駅は特に何もなかった。小さなバス停がある。
下車して駅周辺を少し歩いたらまた戻ろうと思っていたのだが、観音崎行きのバスが停まっていた。
観音崎って何だか知らないけど、名前は聞いたことがある気がする。乗ってみることにした。
座席に座り、10分ほど乗っていると海が見え、そこが終着だった。
美しく青い海が見える。水も透明だ。
先日小田原へ行ったときにも思ったが、横浜の黒い海しかしか知らないので神奈川にも美しい海があるということに今回も感動する。
海の上はタンカーなどの船が往来しているのが見える。
房総半島と思われる陸や、木更津か富津かわからないけど工場も見える。煙突から水蒸気がもくもくと出ている。もちろん神奈川側だってベイブリッジやランドマークタワーが見える。
灯台があるようなので行ってみることにする。
途中にある「灯台150M」という表示から先は物凄い傾斜だった。生まれも育ちも横浜や神戸や長崎の人には何ともないのかもしれないが。
300円払って入場する。
灯台は小さかった。
過去に行った犬吠埼や本牧ふ頭の灯台も大きくないと思ったけど、ここはもっと小さい。
階段は対面ですれ違えない。展望スペースも人ひとり通れる幅しかない。
私は高所恐怖症ではないけど、手すりが質素なせいか怖いことは怖い。
一周する。海に向かって草原のような景色が見える。21時から始まるサスペンスの22時35分くらいで見れそうな風景。
何もしていないけど、自首したくなるような景色だ。
これと海しか見るものもないのでさっさと下りる。
それからまた歩いてみたけど何もなさそうなので引き返す。
1時間くらい歩きっぱなしなので疲れた。
帰る。