以前工場監査の時に魔がさす話をしたのだけど。
食品工場の監査というのは取引先が工場と帳票を見て点数化したり不備を指摘するわけです。
だいたいそんな感じです。
点数化するというのは例えば
【工場内に持ち込む物に関するルールがあるか】
5点 工場入口に掲示物等があり、ルールが誰でもわかるようになっている
3点 ルールはあるが、徹底されていない
0点 ルールが定められていない
たぶんこういう感じだった……と思う。
不備を指摘するというのは 「掲示物はあるが、帳票等記録がない」 とか。
もう仕事としてやってないことなのでよく覚えてないですが……。
これはあくまでも例ですが、5点を取れなかった項目は改善報告が必要になってくる。
そして合計点数によって取引を継続するとかしないとか決まるわけ。
項目の内容や数は取引先によって本当にいろいろです。
私は最近思った。
普通はなるべく指摘されないよう事前に準備するとか改善するとか改ざんするとかあるんだけど、会社を潰す気で監査を受けるなら一体どういう準備が必要なんだろうか。
あ、今気付いたんだけど、経営者が品質より利益を追求すれば割と簡単だわ。
以下、次回以降。
【2021/8/14追記】
これ、2019年頃にも無意識にネタにしているあたり相当根に持っているなあ。
2018年頃に知り合いになった人に
「全取引先の監査を落とせば理論上会社は潰れます!」
と言って「んなバカな話があるか」みたいに返された気がする。