今の派遣先の社員と話していて、私は監査が嫌いだ。という話になったことがある。
もう派遣の検査員だから直接関係ないもんね、と思いつつ昔の仕事を振り返ってみようと思って買ってみた。
感想をひとことで表してみる。
うっ!!!!!
「うっ!!!!!」の詳細は以下の通りです。
昔在籍していた企業では複数の企業から監査を受けたけど、ここまで厳しくなかったです。
取引先すべてがこの本と同じ姿勢で臨んできたらいくら小さい会社でも体が3つくらいなかったらできません。。。
でもさー、自分と経営者が近いと「ああこの人は品質管理部はカネ食うだけだし本心では部署ごと撤去したいんだろうな」と思う。
だからって担当者の人数を削ってひとりだったらその人は身も心も潰れます(経験談)。
そこでこの筆者の他の著作にも散りばめられている
「組織の倫理観は責任者の倫理観を超えることはない」
になってくるんだよね。
経営者の教育ができなかった私は品管失格なんでしょうけど、一般の若手社員がそんなもんなかなかできないぞ。というのが現実でございます。
まあ痛い目を見ればいいのかもしれないけど、小さい会社ならそれは倒産に値しますよねえ。別にそれでもいいんだけど、その際は品質管理部に責任を押し付けないでいただきたい。
上司は?と思うかもしれませんが、私が過去に在籍していた企業では
・営業部長と兼務
・週3回勤務の非常勤
とか。派遣社員として行った大企業じゃなかったら課長とかいません。
日々の業務を動いて、何かあったら責められるのは30くらいの社員。
然るべき実質的な責任者がいなくて、何を言ってもなめられて無視されるとか普通にありますよ。
実質的な、としたのは「監査用の飾りの責任者はいる」ということ。
それは社長とか専務だったりする。まあ、工場や製造のことには詳しかったりするが品質管理の責任者ではない。
あとは、重要な話ですが手書きの生データは出せませんそんなもん。
1回でも要求されたら次からはそれっぽく書き換えるだけの話。
そうだよ、私こういう些細な改ざんの積み重ねもあって監査嫌いなんだよ。