きょうのひとり飲み会

太く短くふわふわと

調理スキル

関東ローカルの番組「噂の東京マガジン」に若い女の子が調理できるかどうかというコーナーがある。

10代20代の女の子に声をかけていきなり調理してもらい、作れるかどうかという趣旨のもの。

母は番組を見ながら言った。

「この子達20かそこらでしょう。私、20の頃料理なんて全然できなかった。だから笑えん」

どうでもいいですが、このコーナーは清楚なお嬢様系よりギャル系の方が正解率高いような気がする。編集の力なのかもしれない。

 

ところでうちの母は28で結婚するまで実家で暮らしていた。

母の母(私の祖母)も、同居する母の義姉(私のおば)も料理が非常に上手い。

なので母は結婚まで料理する必要がなかった。

新婚の頃、母に料理を授けたのは何と父である。父は独身時代、15年くらいひとり暮らしをしていたのです。子供の頃これを知ったときには衝撃を受けた。

母の調理レベルは普通だと思う。プロ並みではないけど絶対にメシマズではない。

しかし上の通り、身近に調理が上手な人達がいたので自信はない模様。かなり卑下している。

そしてよく「料理上手の1か月」みたいな特集の雑誌を買っている。

 

その娘の私の話。

普通レベルの母から受け継いだものは普通レベルの腕だった。

基本的なことの何割かしかできていないと思う。でも困っていない。揚げ物とか居酒屋メニューになりがちだけど、宅飲みで何品か出せる。

私は食に興味がないのでレパートリーを増やそうという気持ちはいっこもない。

母が作って食べさせていたものをおかずに作っては消費している。

でも、たまに母が作らないものを食べてみたくなることがある。酢豚とか。また、母は椎茸が嫌いなのでそれを使った料理は食べたくなる。

ひとり暮らしを始めた当初は料理本を買ったのだが、スマホがある現在本は使ってない。

レシピを見ながらだったら調理はできる。

人によってはそれを「できる」と言わないけど、最終的に出来上がればこっちのもんです。

あの番組に捕まったらたぶんお題の料理は作れないと思う。しかしそこにあるもので何か1品作ってやりたいとは思っていた。

 

私はあの番組は半分は笑って見ている。