きょうのひとり飲み会

太く短くふわふわと

食い違う街並み

大学時代の先輩が私の地元で仕事をしている。

2年くらい前に県外から引っ越してきた。

先日郊外のレストランでその人も交えて飲み会があった。

私は親の車を借りて会場へ行き、飲酒はしなかった。

先輩は飲みたいからという理由で電車で来た。

帰りは私が運転して先輩を送り届けることにした。帰り道だしね。

 

しかし。

先輩は上述の通り2年前から住んでいるので、街のことは最新の情報しかない。

私はここには18までしかいなかった。1999年の春にいったん実家から出た。それからは実家にいたりいなかったりしたので、街の記憶は断片的だった。

この時先輩の家の場所は知らないので道順を教えてもらいながら運転する。タクシーの運転手と客がやり取りするイメージ。

「次の信号を右に曲がって、ファミマのとこ」

「あっ、………ファミマ移転してたのか!」

「うちは✕✕ってスーパーの近くなの」

「こここらだと〇〇店と▲▲店があります………!」

「えっ▲▲にもあるの?」

こういうやり取りになりがち。

 

いったい私の時はどこで止まったのか。