何年も前の話だけど、師匠Bさんが実家に遊びに来てくれた。
Bさんは以前の勤務先の一回り年上の女性です。
群馬の親戚に会いに行く途中で私の実家に来てくれた。
Bさんの勤務先は365日稼働しているので平日が休みです。火曜日です。
何の話でそうなったかは忘れたが
「今度の火曜日は出勤よ」
「休みじゃないんですか」
「開発の子がコンサートに行くから代わったんだ」
「誰のですか」
私が冷静でいられたのはここまで。
そのコンサートはPerfumeの3569!
「えー行くのかあ」
私はその開発の子がPerfumeファンだということをこのときまで知らなかった。
「そうかあ行くのかあ」
チケットはいろんな事情で取れなかった。
「そうかあれに行くのかあ」
地団駄を踏む。
「行けるんだ…………」
床に転がる。
「」
泣く。
「」
白目剥く。
「」
Bさんは私にこの話をしたことをかなり後悔したようだった。
しかし私はPerfumeを聴くことをあんまり人に話したことはなかった。
Bさんも、もちろん知らなかった。
だからBさんに責任はない。
私が勝手に大泣きしただけだ。
そのライブですか?
そりゃ行きたかったよ、1曲目にFAKE ITをぶちこんで来るんだもん見てみたかったに決まってる。