きょうのひとり飲み会

太く短くふわふわと

一生ものだね

40を過ぎても未だに大学時代に知り合った人と飲んでいる。

 

 

 

ここ数年、私が1年のときにそれほど接点のなかった4年生とよく会っている。

学生時代は確かに接点がなかった。

4年生が卒論で多忙を極めていたからだ。顔見知り程度の仲。

お互い社会に出た。

私が27の頃、転職面接を受けた日に飲み会があり顔を合わせた。その半年後の飲み会でまた会う。

「あのときの面接はどうなった?」

「採用されて、✕✕食品にいます」

「なんですと!?」

私が転職した先のことはご存知だった。同じ小売店に出荷していたからだ。

それからしばらくは飲み会のたびに仕事に関するガチな話ばかりしていた。

他の仲間は「あいつ等また始まった(笑)」という感じで好意的に見てくれた。

 

その人は仕事の関係で私の地元にやってきた。

同級生も近くに住んでいるので先日3人で食事をした。

その人も同級生も出身は全然違う場所である。そして私は地元に住んでない。なのにここで会うのは変な気がするね、と言って笑い合った。

私は食品から離れ、その人も違う分野に身を置いているので仕事の話はそれほどしなくなった。

話すのは他愛もないこと。

これを聞いた私の母は言った。

「もう一生ものの付き合いじゃん」