18で大学に入ると、全国各地の人と知り合いになった。
22で社会に出ると、やっぱり全国各地の人と知り合いになった。
27で横浜に住むと、横浜の人たちと仲良くなった。
そこで学歴の話になる。自慢とかではなくてね。
すると都会の人を中心に中学は私立である。しかも「親の意向で」です。
埼玉の北の感覚だと、30年前に私立中学なんてなかった。
彼らにしてみたら「大森さんは何で受験しなかったの?」といったところなんでしょうけど、こちらからしたらそりゃあ「存在しないから」で片付いてしまう。
熊谷どころか高崎にもなかった。
前橋には共愛があるかもしれないが、小学校時代にそんなこと知らないし。
高校は私立もあるけど、同じ偏差値だったら公立の方が世間が見る目がぜーーんぜん違う。
親が見栄を張るという基準では、何ていうか私立はしょせん私立であって、絶対に公立に勝てないんだよなあ。
どこかのSNSにもあったが、私立に進学するというのは「公立に落ちた子というレッテルを貼られる」ということを意味している。
淑徳与野が頭いいのは知っているけど、熊谷女子には絶対勝てない。
話を聞いていると「何で頭いいのに私立にしちゃったのかなあ」みたいな空気が流れます。
大学進学は淑徳与野は国立、熊谷女子は私立(都の西北)。
しかし、繰り返すけど
公立高校から私立大>>>(超えられない壁)>>>私立高校から国立
です。
田舎者にとっては取り敢えずどこの高校に入学するかがすべてなので高校卒業後の進路なんて知ったこっちゃないのです。
社会に出た今ならわかる。
「中学高校は私立、学部と大学院は国立、就職は大企業」
これがひと昔前で言う「勝ち組」でしょうね。
それを都会の人はちゃんとわかっているわけです。
ちなみに、埼玉県は公立と私立両方受かったら公立にしか行けないシステムになってます。生徒に選択権はない。
一般試験だと先に私立の合否が出て(いわゆる滑り止め)、公立の試験が行われます。
私立に行きたかったらこの間に公立の受験を取り消して私立の入学手続をします。
公立の結果が出た時点で自動的に私立の合格は無効になります。
手続き………中学校が行うのかな?少なくとも私は誰が行うのか知りません。
これを他県の人に言うととても驚かれます。