生まれ育ったのは埼玉県。
青春の一瞬を過ごしたのは北海道(2000年頃)。
それから2008年くらいから現在まで実家や神奈川をさまよっている。
要するに災害を目の当たりにしたことはない。
地震も、水害も、土砂災害も縁のない土地で暮らしてきた。
従ってなのか、何なのか、自宅に備えというものが全くない。
そりゃあ東日本大震災の時はさすがに考え…………なかった。
何も備えてないのだから考えてないに等しい。
関東地方だって物流に影響は出たはずなんだが。
実際トイレットペーパーが買えなかったじゃないか(勤務先のパートさんが融通してくれた)。
それでも備えなかった。
昨年くらいかなあ、水害が多発するので防災グッズを買うか?と思ったけど結局買ってない。
生まれてから今までの間に唯一買ったのは東京都が出した「東京防災」だった。
平成27年に都内に住んでいた人に東京都が無料で配布した防災の手引き。
これは当時話題になったので、読んでみたいと思った。
神奈川県でも100円で入手できたので買ったのだった。今でも実家のどこかにあるはず。
内容は防災の話。地震だけではなくて火山やテロについても記載されている。
ただし、東京都が配布しているので巻末の方のイエローページは東電とか東京ガス。防災問い合わせリストも全部東京都だ。そりゃそうか。
そして「東京の1日」というページはいったい何のためにあるのか。
読み物としては面白いんだけど婚姻数241組とかいらんって(離婚は68組だそうです)。
今回のことで、母は「情報収集するのにテレビ買え」と言う。
ネットで十分です。却下。
私は街に防災グッズを探しに出た。
まずはヨドバシカメラでラジオの受信機を物色。
パナソニックの防災ラジオがいい。手巻き充電はどうでもいい。
アンテナがそれなりの長さがあるので夜AMラジオ遠距離受信ができる。
しかし、他の物はいったいどういうものがいいのかわからない。
東日本の頃、大きな掲示板に「会社の付き合いで買わされた防災リュックが一番役に立った」と書いてあったのしか覚えてない。
無印良品でリュック型のような何かを売っていたような気がするが、行ってもなかった。探し方が悪いのかもしれない。
東急ハンズに行ったら私のほかにも数人が商品を手に取ってみている。
自宅で使う防災用品が入ったバケツ10000円くらいが売られていた。
防災ラジオも入っているぞ。これなら買ってもいいと思ったけど、もう少し吟味する。
東京防災が売られていたので、購入した。130円になってた。
改めて読むとよくまとまっていてこの値段は素晴らしいと思う。
というわけで、結局保留。