きょうのひとり飲み会

太く短くふわふわと

ボールペン

父は100円のボールペンを自室にため込み、母は

「リビングに1本もない」

と言う。そのため私に「余ってるボールペンがあったらくれ」と言うのだった。

 

数本あるのでお裾分けする。

そんなわけで実家には100円のボールペンが大量にある。

今まで特にどのペンがいいというのはなかった。100円のボールペンなんてどれも同じだろうと思っているからだ。

しかし書き心地の良いものに出会った。

昨年私が東京大学で購入したボールペンだ。

このボールペンは別格だと思う。100円なのに。

「もっと買ってくればよかったのに」と言われた。

母はこのボールペンだけは絶対に父に取られないよう気を配っているのだった。