うちは母の方針でペットを飼いませんでした。
理由は「死んだら辛いから」です。
しかし金魚とめだかは話が別。
私が高校生の頃、母はめだかを10匹ほど買ってきた。
母はめだかを壺に入れ、軒下で飼育し始めた。基本は放置。
私はそれから大学進学で北海道へ行き、社会に出て躁でやらかして失業。
25の頃、要はヒマなのでした。
めだかはまだいました。ヒマなので積極的に飼育に参加しました。
ところで、めだかは25℃を過ぎると繁殖活動に入るそうな。
水草は取り替えても取り換えても卵でいっぱいになります。
油断していると親が本当に卵食っています。口に丸い透明の物体がくっついてます。
卵の付いた水草は親の壺とは別に大きい火鉢を用意してせっせと移し替えます。
どんどん孵化してこどもは推定200匹以上になりました。
私は「こどものめだかさんたち」を略して「こめださん」と呼んでました。
ヒマなので親の壺を見てるとめだかが2匹寄り添ってました。
それを母に言うと「人の恋路は邪魔しちゃいけないんだよ」と言われました。
恋………???
こんな感じで毎日毎日めだかさんと戯れておりました。
私はその後派遣の仕事が決まってめだかに構っていられなくなり、いつしか全滅しました。