生ハムシリーズです。
ネット情報によると、到着から3日間常温に慣らさないといけないらしい。
すぐには食えません。
しかし私は2日後にたまらなくなって開けてしまった。
スタンドをセットする。
箱には様々なタイプのスタンドのイラストが描かれているが、どのタイプでもなかった。
イラストに添えられている単語はスペイン語なので意味もわからない。
適当に組み立てる。
付属のナイフを使って肉を覆う黄色の脂を削ぐ。
すると、少し肉が出てくる。
黄色い脂は表面を保護するためのものらしいのだが、非常にまずい。
まずいのでうまく削ぎましょう。ナイフで落とせます。
そこから毎日毎日ハムを食らう生活に入る。
3日もするとナイフの使い方や、まずい脂の部分もわかってきた。
とはいえナイフはうまく使えない。柔らかい部分にうまくはまって3㎝くらいの長さに切れたら上出来なんだけどね。でも売り物じゃないから全然オッケー。
なんだかんだ、10日で1/3食ってしまった。
定時の30分くらい前になると「ああ今日も待っていてくれてるんだな」と思ってそわそわする。
残業の時間になったらもう完全に上の空だ。
twitterで散見された「こちとら生ハムの原木とよろしくやっている身なんだぞ」という主張は間違っていない。
あれは正論!!!
しかし、生ハムのメリットを享受しているだけではないのだった。
メンテナンスなど重要。食い物にメンテナンスとかいう概念も変なのだが。
【カビ対策】
噂によるとカビは生えやすいという。ああー、何も考えずに梅雨時に買っちゃったよ………。
そこで、冷房はつけっ放しにすることにした。このペースで行ったら完食までにそこまで時間はかからない気がする。電気代がかかるが生ハムのためだ。
そして除湿剤を肉の横に置くことにした。
無事完食できますように。
【食いすぎる】
体の組成がどんどん変な方向に変わっていくのを感じる。
私は塩が大好きだけど、のどが渇いて仕方ない。
そして何ていうか、背中が…………。膵臓が痛いような気がしてならないのだけど、うまいからいい(えっ!!!!)。俺は一瞬の快楽に生きます。
【乾燥対策】
乾燥対策として、切った表面にオリーブオイルを塗ります。
ある日面倒くさいので乾燥対策を怠った。
すると翌日、表面が切りにくい。かたい。
しかしそれもしばらくすると日課にならなくなったのでした。