父の話です。1946年生まれ。
甲信地方出身の父は東京で就職し東上線沿線にマンションを買った。独身なのに。
いくつの時なんだろう。
33歳で結婚しているので30歳頃なのかな。
母は「この男、マンション持ってる………!!!!」と思ったそうなので、交際どころか知り合う前に買ったのは間違いないようだった。
私がこどもの頃母は
「お父さんは結婚した時にお金がなかった」
とよく言っていたのだが、マンションを買ったことは何も言ってなかった。
マンション買ったのならそりゃあおカネはないはずだ。
このことが判明したのは割と最近の話だった。
結婚した当初(1980年頃)、母はすぐ専業主婦にはならなかった。出産間近まで会社勤めをしていた。
「何でさあ、母さんの勤務地に近い場所に住まいを決めなかったの。母さんばかりあまりにも会社から遠くないか」
と疑問を口にしたら
「お父さんはマンションを持っていた」
という話になり。
そうなの?
しかし結婚はともかく、あかちゃん(私)がやってきたら狭い部屋になってしまった。
父は甲信地方出身なので関東に親戚はなく、母も関東出身だけどその頃の住まいの近くには親戚がいなかった。
何かあったら親戚に頼れた方がいいと思ったそうで、母の実家の近くに家を買い直した。
家を買い直すっていうのがすごいなあ。。。。。。。。。。。
父のマンションは東京に近いということもあり、売るときに数百万円得をしたらしい。
そして父の通勤は片道2時間になり、社内報でいじられることになるのだった。
新しい家は一軒家だった。今は両親と弟が住んでいる。
場所は物凄い田舎だ。
立地の話は防犯上よろしくないのでこれ以上は控えておく。
母の実家は農家なのでうちとは比べ物にならないくらい庭が広い。
だからよく「この家は小さい」とか「狭い」と言っている。
でもうちにだって庭がある。戸塚のいとこは「庭がある!」と言っていた。横浜市内だったら5軒くらい家が建ちそうだ。
埼京線沿線の知り合いに画像を見せたら「庭がある!広い!いいなあ」と言っていた。
庭にはいろいろな植物が植わっている。
でも、この家も築40年。
いずれ解体して土地を売る日が来るのでしょう。
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