最近はクマが話題になってますが、私はクマと遭遇したことはない。
私は関東出身だが大学時代は北海道に住んでいた。道東です。
入学式から2週間後に知床でオリエンテーションがあった。
ガイドから野生動物についてレクチャーを受ける。
この時に教わったのはクマについて。
クマについては遭遇した時にどうするかではなくどうやって遭遇を避けるか、という話だったような気がする。
この時に聞いたのは「人の気配を察知したらクマの方が避けるのでラジオを持ち常に人の声を出すとよい」ということだった。
しかし、この話を聞いたのは25年ほど前。
現代のクマには通用しない理論かもしれない。
話を聞いたのは知床(斜里町)だったのだが住んでいたのは網走市内だったので、当時はクマよりシカの方が怖かった。
シカは運転していて何度か前方を横切っているし。
知人がシカに車を当てられたとか、自動車学校に「シカに保険はきかない」というポスターが貼ってあったりなど、シカの方がいろんな意味で怖かったです。
個人的には危害を加えられそうなら駆除、でいいと思うけど。
私も安全な場所からの発言なので人のことは言えませんが。
ところで、学校側からきつく言われたのはエキノコックスの方です。寄生虫です。
入学した翌日くらいに絶対に沢の水を飲んだり野生のキツネや動物のふんに触れないように、と言われました。
北海道では常識ですけど、道外では全く通じない話です。
親に話しても不思議そうな顔をされます。
ある時、山で小学生がはぐれたというニュースがありました。
数日後発見に至り、親は
「沢の水を飲んだんだろうね」
と言ったのですが、私は
「いや………沢の水飲んだらエキノコックスに感染するから飲まないように教育されているはず」
と答えました。
「水飲まなかったら死んじゃうんじゃ」
「水飲んだらエキノコックスに感染して死んじゃうんじゃ」
かみ合いません。
道外で何か症状が出ても医者にもわからないという話は聞いたことがあります。