私の父は電力一筋50年という人なんですが、定年後知人に誘われた六次化産業にはまる。
そこで詳細は端折るけど分析化学に片足突っ込むことになったのでした。
しかし………いきなりガスクロマトグラフィーですよみなさん。
目的からいったら仕方ないのかもしれないけど何でそこに飛ぶかなあ。
分析は既に県内の大学を巻き込んだことがあるらしい。外注というかお願いしているみたい。
しかしなあ………意見を求められても、私機器分析は全くダメなんですよ。
操作はできても理解不能というか。
うん、操作はしたこともあります。
父と仲間たちは専門外なのでガスクロを簡単に考えているようだけど、あれは機械だけで数千万円するぞ*1。
それで、20年くらいがんばって使う。
ガスクロの耐用年数は知らないけど、食品会社の機器って100万以下のもっと安いものでもそんな感じですよ。
維持費だってバカにならない。どうバカにならないかはわからないけど。
そういえばヘリウムの話ってどうなったんだろう。。。*2
「言われた通りに操作だけだったら誰でもできるけど、トラブル対応したり結果を読みこなせる人はなかなかいないと思うよ」
と言ってみた。結果をどう活用したいかがよくわかんないんだよ、この話。
父は、私が食品系学科出て食品会社で検査やってるからガスクロも取り扱えるものと思っているようだが、あれは分析化学だからちょっと違うんだよな*3。
機器自体は理学部の化学系学科とかが持っていることが多いんじゃない?と説明した。
環境分析とか、『科捜研の女』の鑑定で使っているイメージ。
だから、食品会社では滅多にお目にかからない。
ガスクロ持ってる会社にも行ったけど食品だったらあれとあれとあれくらいしか使わない。
だから私には経験値がないし、持ってる会社が少ないからはっきり言って職務経歴書に書いても役に立つようなスキルではない。
分析項目を伏せたのは大人の事情です。誓約書取られてますので、ごほんごほん。
だいたい、何でそんなもん導入しようとかいう話になったんだ??
強いて言うなら「そういう凄そうな*4機械を入れることにありがたがっている」とか。
高すぎる買い物だと思うけど。この話はいつもこの終わり方だ。
ガスクロに関していくら説明しても父は専門外だから
「私が言ってることわからないでしょ」
「うん」
になってしまうしね。